2020/12/24 23:05
朝食といえば、ご飯やパンを食べる方が多いかと思いますが、もちろん日本にもシリアル派はたくさんいます。今回はそんな朝のシリアル・グラノーラ商品を比べてみました♪
1. ケロッグコーンフロスティ
言わずと知れたシリアルの定番商品。子供のころから見慣れたケロッグです。
1906年に創業以来、栄養とビタミン、食物繊維などの配合を考え、手軽に取れる朝食として健康的な朝食の大切さを今に伝えています。
日本では1963年から販売がスタート。かなり歴史の古い商品です。
9種のビタミンと鉄分がバランスよく配合され、牛乳や豆乳を加えることでタンパク質も取れます。
サクサクッと軽くて食べやすい反面、大豆由来の乳化剤(アレルゲン)や油を使用しているための酸化防止剤、添加物なども含まれています。
意外にもカロリーはそれほど高くなく、1食分40グラムあたり151Kcalほどです。
2.カルビーフルグラ(フルーツグラノーラ)
グラノーラの中の人気商品!コーンフレークや玄米フレークといったシリアルほど有名ではなかったグラノーラを、2013年にはフレーク系商品を抜いて一躍主要カテゴリーに押し上げた立役者です。フレーク市場規模は過去10年間横這いの一方で、グラノーラ市場はここ5年間はフレーク市場の4倍にも成長しています。
グラノーラとはシリアルの一種オーツ麦を原料にしたオートミールや植物性油脂をオーブンで焼き上げたもの。そこにナッツやドライフルーツ、蜂蜜やメープルシロップなどの甘味料を加えてあります。
今やかっぱえびせん(1964年)やポテトチップス(1975年)の売り上げを抜き、カルビーの中でナンバーワンの売り上げを誇る主力商品にまで成長しました。
1991年の発売以来、長きに渡りグラノーラ業界を先導しています。もう30年にもなるとはこれも意外です。
おいしさと栄養バランス、食感を追求し、現在9種類のラインナップが展開されています。
健康な栄養食としてのイメージが強いグラノーラですが、実はフルーツグラノーラはかなりカロリーが高いんです・・・。1食分50グラム当たり223Kcalとご飯1食分150グラムのカロリーとほぼ同じ。
また砂糖や油分の量が多いので糖質も31.6グラムと非常に多いのが気になるところでもあります。
毎朝おいしく食べるのも良いのですが、血糖値や体脂肪を気にされている方、ダイエットを心がけている方には逆効果な面も。
焼いているから大丈夫、とはいっても砂糖やメープルで味付けして植物油を含ませて焼くので、ポテトチップスのように揚げているのとほぼ変わない脂質が含まれているのです。
3.第三世代のシリアル ベジフレーク
上記のフレークやグラノーラとは一線を画した、第三のシリアルとして2019年に発売されたノムリンのベジフレーク。
これまでのシリアルやグラノーラとは違い、油分を一切使用せず焼き上げているところがこの商品の魅力でもあります。また小麦を使用しないため、最近流行のグルテンフリー食品です。
油を使用しないので、酸化防止剤不使用はもちろん、甘味料などの添加物も使用されておらず、まさに究極にヘルシーな無添加シリアルです。
野菜や果物の旨みや甘みを引き出しながら、食感や栄養バランスを考えており、天然由来のアガベイヌリン(*注)を使用することにより、血糖値上昇を抑制し、血圧の高い方や血糖値・体脂肪を気にされている方は安心して毎朝継続できます。
また野菜が苦手な方でも軽い食感でお菓子のように野菜をおいしく摂取出来るのです。
体重増加を気にする必要もなく、栄養バランスを考えた朝食になっているのでダイエットにもおすすめです。1食分10グラム当たり、なんとたったの36kcal。重さだけ聞くと少なく感じるかもしれませんが、他のシリアル商品のように油を使用していないため、同じ分量でとても軽いのです。
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アガベイヌリン(サボテンの糖)は血中の中性脂肪を下げることにより肥満体質を改善し、食後の急激な血糖値上昇を抑えるため、糖尿病の予防に繋がる。イヌリンとは多糖類の水溶性食物繊維で、小腸での糖の吸収を防ぎ、肝臓での脂肪の合成や蓄積を抑える。また糖尿病患者の血糖値を適切な水準に調整することが報告されている(引用元:ウィキペディア)
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次回は食べ比べとアレンジ例についてご紹介しますね!